手作りの竹の釣り竿でのハゼ釣り体験

松川浦は江戸時代から続く海辺のリゾート地。旅館の主人たちがつくるガイドの会がさまざまなアクティビティを提供しています。釣りや浜焼き体験など、小島の浮かぶ美しい潟で楽しめます。

@松川浦ガイドの会
相馬市中村北町55−1

歴史ある景勝地で伝統を感じる体験ができます。

松川浦ガイドの会

美しい景観を誇る福島県唯一の潟湖

松川浦名物の「浜焼き」

古くは万葉集にも歌われ、日本百景の一つでもある松川浦は福島県唯一の風光明媚な潟湖。その松川浦を見渡せる場所で、久田浩之さん一家は60年前から亀屋旅館を営んでいます。

現在、久田さん自身は、起業家として地元の若い旅館経営者3人と一緒に「松川浦ガイドの会」をつくり、さまざまなアクティビティを提供。なかでも旅行者に人気があるのは、シンプルな竹の釣り竿を自分で作り、それを使ってハゼを釣る体験です。釣り竿が出来上がったら埠頭に座って魚が食いつくのを待ちます。そのほかにも、特に小さい子どものいる家族に人気のカニ釣りや、明るいライトと網を使って小さいカニや小魚を取るナイトフィッシング、久田さんがあらかじめ潟に仕掛けておいた竹の枝の束を引き上げてタツノオトシゴを捕まえることも。

「竹の葉がしおれると、絡まった枝が捕食者から身を守ってくれるので、タツノオトシゴやエビ、ヨウジウオなどが住み着くんですよ」と久田さん。3割ぐらいの確率でタツノオトシゴが見つかるそうです。

松川浦ガイドの会
会長 久田 浩之

旅館を始めたのは私の曽祖父です。曽祖父の仕事はこれだけではなく、松川浦でアサリやノリの養殖もしていました。美しい松川浦を車から見るだけでなく、松川浦を江戸時代からの人気リゾート地にした伝統的な体験を楽しんでもらいたいですね。夜、“ムーンロード・カフェ”では、月がきれいに見える海岸にお連れして月の昇る時間を紅茶やコーヒーを飲みながら楽しんでいただいています。東京じゃ夜空があまり見えませんからね。

松川浦ガイドの会

  • 住所相馬市中村北町55−1
  • 営業時間9:00-17:15
  • 料金料金は相馬市観光協会までお問い合わせください。利用できるアクティビティは、時期によって異なります。宿泊者限定のアクティビティもあります。

海の恵みと復興を知るふくしま旅

モデルコースmodel course

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