浜の駅 松川浦松川浦を望む、活気あふれる交流市場。

海をすなどる人々の商売の場であり、地域に暮らす人々の台所であり、他地域から訪れる人々の観光スポットであり。そうしたいくつもの機能を持つ松川浦のポータル&ステーションが「浜の駅 松川浦」です。館内に並ぶ商品はどれも、漁師さんや農家さんたち生産者の思いや心意気が反映された個性派揃いです。

@浜の駅 松川浦
福島県相馬市尾浜字追川196

地場産の魚介や野菜を通して生産者のストーリーに触れる体験を。

松川浦大橋のほど近くに立つ「浜の駅 松川浦」

浜の駅 松川浦

国内有数の良港、その再起の姿に刮目せよ

漁師さんや農家のみなさんが自慢の品を並べる館内。ブースごとに価格もさまざま

松の繁る岩礁と海苔の養殖棚、緩やかに横たわる砂州。その風光明媚な松川浦を一変させた東日本大震災は、漁師町の文化も蹂躙しつくしました。しかし2018年4月には海岸堤防と一体型構造となった市道大洲松川線が復旧、2020年10月には「浜の駅 松川浦」がオープンし、松川浦に新たな活気を生んでいます。「浜の駅 松川浦」がいわゆる観光市場と異なる点は、生産者がダイレクトに商品を並べ管理する委託販売方式をとっていること。なので、同じ種類の魚や野菜でも生産者によって大きさや個性、価格が画一でないこともしばしば。いうなれば、生産者さんの商品に対するコンセプトが思いきり反映されているのです。地元のお客さんたちはそれをよーく知っているから、広い館内をぐるぐる巡りながら、今夜のご馳走に最適な一品をしっかり吟味。観光で訪れた人に、「お刺身にするならこっち、焼いて食べるならこっちのほうがいいよ!」なんて教えてくれる光景も見られます。お魚や野菜、お菓子に地酒、手作りの小物たち。さまざまな商品を通して、松川浦の人々の心と交流できる場所が、ここ「浜の駅 松川浦」なのです。

海水と淡水が入り混じる松川浦は、上質な「あおさ(青海苔)」の名産地

漁師町の食文化を豪快めしで。

「浜の台所 くぁせっと」の「漁師のまかない丼」(1300円)

館内の「浜の台所 くぁせっと」では、その時期の相馬の旬や漁師さんたちの文化を凝縮した料理が楽しめます。マグロや白身魚、タコやイクラといった多彩なお刺身をつるつるのメカブで和えてごはんにのせた「漁師のまかない丼」は、船上の漁師さんが忙しい作業の中でも手早くおいしく食べられるように、と生まれた漁師めし。魚介のうまさにお米のうまさ、地元産のお醤油のうまさが三位一体となり、かなりのボリュームですがするするーっとおなかに収まるでしょう。

150年以上の歴史を持つ「相馬ヤマブン山形屋商店」の醤油が丼をよりおいしくする

浜の駅 松川浦

  • 住所福島県相馬市尾浜字追川196
  • 電話0244-32-1585
  • アクセスJR相馬駅から車で約12分
    常磐自動車道 相馬ICから車で約20分
  • 営業時間夏季/09:00~18:00(4月~9月)
    冬季/09:00~17:00(10月~3月)
    定休日:1月1日、1月2日

コミュニティの力と復興を感じるふくしま旅

モデルコースmodel course

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