haccoba -Craft Sake Brewery小さな酒蔵の大きな野望

酒造りの現場のすぐ目の前でお酒を味わうことができる

福島で新たなに生まれるコミュニティを通じて福島の今に触れることができます。

haccoba -Craft Sake Brewery-

日本酒造りの夢を追って

東北に伝わるどぶろく製法「花酛(はなもと)」と、ビールの製法「ドライホップ」をかけ合わせ、お米のクリアな甘みとホップの爽やかな香りを表現したお酒「はなうたホップス」

南相馬市小高区にある小さな醸造所兼パブでもある、「haccoba」の創業者、佐藤太亮さんは、インターネットのスタートアップ企業で働いた後にこの業界に入った起業家です。

日本酒と出会ったのは大学時代。料理屋でアルバイトするなか、日本酒の産地の違いを知るようになり、さらにインターンシップで日本海側の石川県に行ったことがきっかけで、お酒の魅力に目覚めたといいます。

大学卒業後、酒造メーカーとして独立することを希望していましたが、酒造免許の取得は代々の家業でなければ難しいことがわかり、夢を諦めITの世界で働き始めます。しかし、パリで酒蔵を立ち上げるところだった起業家と偶然出会い、「やはり酒蔵家になろう」と再び夢を実現させる決意をします。

酒造とパブを組み合わせる

その後新潟の酒蔵に見習いとして就職した後、ここ南相馬市の小高区に古い木造家屋を見つけ、酒蔵を構えたのです。

2021年、小高駅から徒歩数分の場所に、醸造パブ「haccoba」をオープン。酒蔵とパブを組み合わせたのは、酒造りの楽しさを他の人に伝えながら、地域のコミュニティのための空間を提供したかったから。

東北の農家の人たちが自家醸造でよく使っていたホップを用いて、柑橘系の香りとスパイシーな料理に合うお酒を造っています。2024年にはベルギーに進出する予定もあり、佐藤さんの夢はまだまだ「発酵」し続けています。

haccoba -Craft Sake Brewery-
代表取締役社長 佐藤 太亮

石川県は酒蔵が多く、発酵の歴史も豊かです。まちづくりのプロジェクトに携わる中で、日本酒の世界の方々と知り合うことができて酒造りの素晴らしさに魅了されたんです。福島に移住したきっかけはSNSで地元の起業家、和田智行さんの記事を読んだこと。和田さんは、2011年の地震、津波、原発事故の三重苦の後、小高区を回復させるために会社を設立したのですが、『地域の100の課題から100のビジネスを創出する』という考え方に魅かれました。

haccoba -Craft Sake Brewery-

  • 住所福島県南相馬市小高区田町2-50-6
  • アクセスJR常磐線小高駅より徒歩7分
  • 営業時間店舗:
    10.00-17.00(月曜定休)
    Brew Pub:
    17.30-22.30(金曜、土曜、日曜のみの営業)

双葉屋旅館

  • 住所南相馬市小高区東町1-40
  • アクセスJR常磐線小高駅より徒歩1分

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