- コミュニティの力と復興を感じるふくしま旅
- F-BICC 双葉町産業交流センター 双葉町の新たな産業と交流の拠点
双葉町内で最も早く避難指示が解除されたのは、双葉海水浴場を間近に望む中野地区でした。町はこの中野地区を町復興の先駆けとなる「働く拠点」として整備を進めており、2020年10月に「双葉町産業交流センター(Futaba Business Incubation and Community Center/通称:F-BICC )」をオープンしました。
新しい産業の誘致と創出、その基地づくりと波及効果を学びます。
F-BICC 双葉町産業交流センター
双葉で働くすべての企業と人をサポート
「双葉町産業交流センター」の屋上から東を望めば、正面には双葉海水浴場。町民の誰もが愛した夏のリゾートビーチです。左手に見える浪江町の請戸小学校、センターの傍らに立つ「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、震災の爪痕と教訓を知ることができる大切な場所になっています。センターの1階には会議室や町内の名産品を販売するショップ、フードコート、コンビニエンスストアが入り、町内で働く人々や観光客で賑わっています。2階には、海を望む「レストラン エフ」とコワーキングスペース「FUTABA POINT」、キッズスペースを備えた休憩室などがあり、出張や視察で訪れたビジネスパーソンや学生、ファミリーも気軽に利用可能。現在、10社以上の企業がセンター内にオフィスを構えており、企業同士のコラボレーションや業務提携といった展開や新産業の創出にも期待が持たれます。
人が集ってこそのまち。町民手づくりのイベントを
「働く拠点」としてはもちろん、集いの場、憩いの場としての機能もセンターの大きな魅力。昨年の夏には飲食店を中心に10店舗が出店、フードやドリンク、ショッピングを楽しむ「ふたば飲み」が開催され、幅広い年代の方々で夜まで賑わいました。秋には「ふたばスポーツフェスティバル」や「ストリート・パフォーマンス・フェス」、「ふたばの声2023~みんなでつくる秋のちいさな音楽会~」が開かれ、町外に住む町民の方々もたくさん参加。久しぶりに会う懐かしい顔とともに、いつか帰る日のことを語らいながら、イベントを楽しんでいました。
F-BICC 双葉町産業交流センター
- 住所福島県双葉郡双葉町大字中野字高田1番地1
- 電話0240-23-7212
- アクセスJR双葉駅から徒歩で約20分
常磐自動車道 常磐双葉ICから車で約11分 - 営業時間9:00〜18:00
休業日:年末年始(12月29日〜1月3日)