いわき七浜海道サイクリングロード復興を知る、海沿いのサイクリングロード

いわき市の沿岸部に整備された長さ53キロのサイクリングロード

いわき市特有の白砂青松が広がる美しい海岸線。潮風に吹かれながら、自転車で海沿いをひた走ることができる、長さ53キロにおよぶサイクリングロード「いわき七浜海道」は、自然を満喫できる新たな楽しみを提供してくれます。

@いわき七浜海道サイクリングロード
いわき市

新たな防災のあり方と新しい旅のスタイルを、サイクリングを楽しみながら実感できます。

いわき七浜海道サイクリングロード

復興のシンボルとしての海沿いのサイクリングロード

初日の出スポットとしても知られる波立海岸弁天島もルートから鑑賞できる。

いわき市内の海岸線沿いに整備された、北端の久之浜町と南端の勿来町の53キロを結ぶサイクリングロードです。沿岸は津波の被害を多く受けた地域で、コースの約3分の1は東日本大震災後に建設された防潮堤の上を通っているのが特徴。潮風を受けながら快適なサイクリングを楽しめる、防災と観光振興を兼ねた新たな発想のルートとなっています。

ルート上には、休憩や自転車のレンタルが可能な5か所のサイクルステーションが設けられ、灯台守の生活を描いた映画『喜びも悲しみも幾歳月』の原点となった塩屋崎灯台や、赤い鳥居と橋が印象的な弁天島など、人気の観光スポットが点在します。

津波の爪痕と対策を目の当たりにできる

サイクリングロードが通過するのは本来なら家々が建ち並んでいた地域。そこが今では、クロマツが植えられた防災林として整備され、穏やかな海辺の風景を造り出しています。

しかしこのコースを辿っていくと、新しくできた水門や設備の整った防災・避難公園、かつての学校の跡地、避難場所となった神社、あるいは津波の高さや避難方向を示す表示板、慰霊碑や海を見つめる彫刻など、震災の記憶を彷彿とさせるいくつものモニュメントを目にします。震災前、ここに多くの暮らしがあった事実へと想像が広がるのです。

「美しい海を変わらず愛する。けれど二度と同じ犠牲は出さない」という、強い地域の意思が感じられるサイクリングロードです。

いわき七浜海道サイクリングロード

  • 住所いわき市
  • 市内サイクルステーションNORERU?
    (自転車文化・発信拠点 *レンタサイクルは行っていません)
    TEL 0246-85-0170

    新舞子サイクルステーション(新舞子ハイツ)
    TEL 0246-39-3801

    浜風きららサイクルステーション
    TEL 0246-85-0871

    颯サイクル
    TEL 0246-51-4390

    道の駅よつくら港サイクルステーション
    TEL 0246-32-8075

    アクアマリンパークサイクルステーション(小名浜美食ホテル)
    TEL 0246-54-3409

    湯本駅前サイクルステーション(いわき湯本温泉旅館協同組合事務所)
    TEL 0246-43-3017

    勿来の関サイクルステーション(交流スペースなっくる)
    TEL 0246-88-6541

スポーツとアウトドアともに復興を知るふくしま旅

モデルコースmodel course

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